アミノ酸の力

体を形づくる栄養素、アミノ酸がもつさまざまな健康効果をご紹介!

2018年03月

Q :日々の食事で効率よくとるには?

A :動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく。

タンパク質は肉や魚、大豆だけでなく、米などの穀物や、ブロッコリー、キャベツなどの野菜にも含まれている。

植物性と動物性タンパク質をバランスよく組み合わせる。

必須アミノ酸は動物性タンパク質に豊富なので、選ぶなら魚や卵、脂質の少ない赤身肉や鶏肉を。

火を通すと熱変成するので、刺身やレアステーキのほうが摂取効率は高い。

総合的なアミノ酸の活用量をアップさせる。



Q :サプリの効果はどのくらいで実感できる?

A :体調変化は2週間、ターンオーバーは約1ヵ月。

美肌を目ざすなら、一日2000mgを目安に2週間ほど飲み続けてみる。

角層が生まれ変わったころには、潤いや透明感に変化が感じられ、28日ほどで表皮がターンオーバーするころにはハリ感がアップするだろう。

同時に、疲れにくくなり、ぐっすり眠れて、生活そのものの質が向上する。

また、ゴルフやジョギングなど、長時間のスポーツの前後とプレイ中に飲めば、疲れにくさや筋肉痛が軽減する。

二日酔い防止効果もすぐ実感できるはず。



Q :サプリをとるべきタイミングはいつ?

A :血行のいいお風呂あがりに。
  吸収時間の目安は約20分。

食事でとったタンパク質は、消化吸収・分解されてアミノ酸の機能を果たすようになるまで約2~3時間。

アミノ酸のサプリメントなら消化の必要がないのでスムーズに吸収され、20~30分で体に働きかける。

血行のいいお風呂あがりなら、より効果的に吸収される。

アミノ酸は筋肉、脳、内臓の疲れをとるので、ぐっすり眠れるようになり、疲れを持ちこさず、朝の目覚めがすがすがしくなる。



Q :以前ヽアミノ酸でやせなかった経験があるが。

A :ダイエット目的なら、必ず運動をプラスして。

アミノ酸を摂取すると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効果も期待できる。

ただ、残念ながらアミノ酸をとるだけではやせない。

運動でエネルギーをより多く消費することが必須。

無理のない範囲でウォーキングや水泳などの運動をプラスして。

アミノ酸を十分摂取するようになると疲れにくくなり、これまで日常生活だけで疲れて運動を習慣化できなかった人も、無理せず運動を継続できるはず。



Q :アミノ酸のサプリ商品が多いが、選ぶ基準は?

A :純粋なアミノ酸かプロテインかを見極めて。
  甘い味つけ(マスキング)はカロリーも増えるので注意を。

大事なのは、自分の目的に合ったアミノ酸が十分に配合されているかどうか。

また一回の摂取で1000mg以上のアミノ酸が配合されているのが理想。

気をつけたいのは、実は原材料がプロテインなのに、製品名からアミノ酸をイメージさせる商品があること。

プロテインだと消化吸収に時間がかかり、アミノ酸サプリメントのような目的に合わせた摂取、効果が得にくいのが難点。

商品選びの際は、原材料表記、成分表のチェックを忘れずに。

アミノ酸を十分に摂取すると、健康上さまざまなよい効果が期待できる。

まず、アミノ酸によってタンパク質をつくる能力が高まり、基礎代謝が上がる。

代謝が上がれば太りにくくなり、適度な筋肉がつくと、ボディラインにメリハリが出てくるはず。

また、免疫細胞を活性化させることで免疫力が高まったり、胃粘膜の修復によって消化吸収効率が上がる。

すると、鉄分不足の解消による貧血の改善のほか疲労回復も早まり、アミノ酸の種類によっては二日酔いや口臭防止、高血圧や高脂血症、動脈硬化などの生活習慣病の予防にもよい。

さまざまな恩恵がある中、効果が期待できるのが美肌や美髪の効果だ。

アミノ酸を摂ると、角質細胞のNMF(天然保温因子)が増え、潤った透明肌になる。

NMFもハリのもととなるコラーゲンも主成分はアミノ酸の集合体だ。

これによって、しわ、たるみを軽減できる。

さらに今、アミノ酸研究の最前線で注目されているのが、D-アミノ酸。

グリシンを除くアミノ酸には、構造上、立体異性体の関係にある2タイプが存在する。

タンパク質を構成するのはL-アミノ酸に限られるため、これまでのアミノ酸研究の多くはL体のみに絞られてきたが、アミノ酸の分析方法が進化して、D-アミノ酸も体内で重要な役割をしていることがわかってきている。

肌においても、D‐アミノ酸が働いていることがわかっている。

例えば、D‐アスパラギン酸には、真皮細胞をサビから守る抗酸化作用があり、D-アラニンには、表皮の土台である基底膜を整えて正常なターンオーバーを促す役割がある。

D-アミノ酸は赤ちゃんの角層に最も多く、加齢によって減少していくことがわかっており、今後の研究でさらなる機能が発見される可能性が高い。

D-アミノ酸は、アミノ酸なのに体組織にならない。

今のところサプリメントはL体だけだが、D体は食べても問題はない。

なぜなら、余分なアミノ激は体外に排出さるし、D‐アミノ酸は食品の熟成や発酵の過程でも自然に発生しており、発酵食品に多く含まれている。

例えば、大豆にはごくわずかなD-アミノ酸が、納豆になるとぐっと増加する。

発酵食品特有のうま味にも影響しているのではないかと考えられる。

今後、D-アミノ酸を生かした食品や化粧品が増えていくことは間違いない。

体をつくるアミノ酸はまだまだ新しい可能性を秘めている。

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